マーケティングで成果をあげるには、マーケティング施策を実行するための「予算」、あるいは「社内の人的なリソース」の、少なくともどちらかが必須です。
文字で書くと、至極当たり前のことのように感じるのですが、現実の世界では、そうでもありません。
「マーケティングに課題があり、マーケティングを強化したい。しかし、外注費や広告費などの予算の捻出は難しい。社員も人手不足で手が動かせない」
こういった状況は、珍しくありません。
私は、月額4万円で、中小企業のWebマーケティング支援を行っていますが、この費用でまかなえるのは、適切なマーケティング戦略や具体的な施策を提案することと、実施した施策の効果検証を行い、改善策を提案することまでです。
つまり、実際に施策を実施するには、別途「予算」あるいは「社内リソース」が必要なのです。その捻出ができないのであれば、当然、マーケティングで成果をあげるのは難しくなってしまいます。
当たり前のことなのに、どうしてこのような現象がおきるのか。これを、「ダイエット」に置き換えて考えると、私は少し理解できた気がします。
痩せたいという気持ちは当然ある。だからダイエットの本を買ってみる。そこには、運動するか、食べる量(摂取カロリー)を減らす必要があると書いてある。どちらも嫌だ。だから結局なにもせず、ダイエット本を買ったのに痩せなかった、といった具合。
痩せたいのであれば、ダイエット本を買う前に、運動するか、食べる量を減らす覚悟が必要なように、マーケティングで成果をあげたいのであれば、まずは「予算」か「社内リソース」の確保が必要なのです。
なんだか無理のある例えのような気もしますが…。笑